いわゆる古唐津ノ一つであります。
元亨年間(1321-4)に製造したものといわれ、陶肌に薄釉を施しているが潤沢はないようです。
これを斗量に用いたという説は当たっていないようです。
その理由は、その形状が不同であることによって明らかであります。
ただ米をすくったところから名付けられただけであります。
岸嶽飯洞甕窯・飯洞甕上窯・小十官者窯などよりこの手を出土します。
焼き損じの歪みのある青黄色の釉を施した茶碗・皿などであります。
(『観古図説』『工芸志料』『日本陶磁器史論』『茶わん』四六)
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