印刷絵付 いんさつえつけ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

同一の模様を大量に製造するのに利用する絵付法。
直接印刷と転写印刷とがあります。
直接印刷は瓶・コップのような円筒形のものや平面の製品に、絵の具を印刷絵付用の油(スキージ・オイル)で練ったもので模様を印刷する方法であります。
転写印刷は特殊な薄い紙にデ’キストリンの薄い膜をつくり、その上に石版印刷またはスクリーン印刷法で多色の模様を刷って転写紙をつくり、その転写紙を陶磁器に二スで貼り付け、水に浸すとデキストリンが溶けて紙がはがれ模様のみが残り、乾燥後焼成する絵付法。
またスライド転写といって模様を印刷した上から合成樹脂の膜をかけ、転写紙を水に濡らすと模様がその膜と共に紙よりはがれ、この模様の付いた膜を陶磁器面に貼り付け焼成する方法もあります。

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