玳玻盞天目茶碗 たいひさんてんもくちゃわん

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鶴田 純久の章 お話

中興名物。一名「尾長鳥天目」。
形や上は玳玻盞の特徴をもつが、口縁に建窯の天目のように捻り返しが付き、この形式は吉州窯の天目としては珍しい。
外面は卯の斑釉がいくぶん淡いため、黒下地が強く出ている。
内面では鳳凰の相対する文様が、下の黒い地釉が濃いためにくっきりと浮かび、鳳凰の間に蝶らしきものが一つずつ置かれ、見込中央に梅鉢風の花が一輪描かれている。
【付属物】内箱-黒いぢ塗几帳面、金粉字形・書付小堀遠州筆 天目台丿黒塗、青貝菊文様、砂張覆輪 同箱-桐白木、書付小堀遠州筆
【伝来】上屋相模守-朽木家-赤星家-益田英作
【寸法】高さ7.0 口径12.5 高台径3.5 重さ272

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