Shino mukozuke dish with pimim design
Diameter 17.3cm
高さ5.2cm 口径17.3cm 三脚
鐔状に開いた口部の縁を六弁の輪花状にした向付で、五客揃って伝世しています。見込を円形にくぼませ波と千鳥の文様が描かれ、縁には垣を中心に左右にのびた二種の植物文が配されています。釉調はかたくよく溶けており、荒い貫入が見られます。見込と底に大小の目跡が四つずつ残っています。
元屋敷で焼かれましたものと思われます。これらの作品はその作風から推して、また向付といいます性格からみて、いずれもかなり数多く焼かれましたもりと思われます。しかし、今日では揃っています例は少な<、多くの場合は揃ってはいても五客であります。