名物型物香合の一つ。1855年(安政二)の型物香合番付に庸軒好みとして出ています。瓢形の香合。『論語』の、顔回が一瓢の飲に甘んじたのを孔子が賞賛して「賢哉回也」といった故事に因んで名付けました。(『茶道名物考』)