中国山西省の窯。『景徳鎮陶録』によれば、唐・宋の間に始まり、その製は土がこまかく質が薄く色の白いものが多くて、平陽の産に比べて佳品ですので、当時はこれを分けて霍器と呼んだといいます。『陶説』には山西窯を記して、「平陽府霍州にありその製を霍器と呼ぶ」といいます。『飲流斎説甕』に説いている平陽窯は霍州窯を指すものらしいです。