透かし彫りの花寵式であり、花を内に貯えてその薫を外に放つようにするものです。形は種々あって、瓶に似たもの缶に似たもの、大きなもの小さなものがあります。大きいものは高さ三〇センチ余、小さなものは高さが七、八センチであります。(『飲流斎説甕』)