文字を囲むのに図形を使ってする款識記入法。その一例に、桃形を描き中に雍正年製の四字を記したものがあります。中国明代に行われ清代のものはまれでありますが、明代のものでもこれに類するのは万暦(1573-1620)の額銘くらいであるでしょう。(『飲流斎説瓷』)