亀尾 かめのお お話 X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.05.232023.07.05 名物。国焼茶入、薩摩焼。『古今集』賀歌紀惟岳「亀の尾の山の岩根をとめて落つる滝のしら玉千世の数かも」の心を汲み、この茶入の胴体の白釉の掛かった景色を亀尾滝に寄せて名付けた銘であるといいます。白・黒飴・黄などの釉のなす交錯がおもしろく、柔らかい作行の茶入であります。もと三井家蔵、のち姫路酒井家に伝来。現在は根津美術館蔵。(『大正名器鑑』)