香瓷 こうじ お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.06.052023.07.22 香気を発する磁器のこと。中国清初の画家憚南田はかつてこの香瓷を蔵し、そこからその居を号して甑香館といきました。これは宋代に胚胎をつくる時往々土中に香料を混ぜたのが、年を経て異香を発したといいます。最も珍貴な品とされました。この種に土胎香・泥漿胎香・磁胎香があります。そのうち泥漿胎香がやや多く磁胎香はやや少ないようです。さらに蔵胎香・沈香などがあります。また古時の兪具で香油が浸み込んで香気を発するものがあります。(『飲流斎説甕』)