光悦作楽焼茶碗。1636年(寛永十三)将軍徳川家光が小堀遠州の品川御殿山の茶席に臨むに際し、遠州が光悦に命じて膳所(滋賀県大津市)の土でつくらせたものといいます。小堀家代々に伝えられていましたが、のち馬越恭平の蔵となりました。(『大正名器鑑』)