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鶴田 純久の章 お話

 これらは八角縁紅の鉢でありますが、やはり染錦手であらわされています。図128は外側に草花文をあらわし、見込には梅、牡丹、菊などの文様を染錦で、他の四方には洋花風の文様を上絵のみであらわしています。高台内に目跡が一つ残っています。図129は外側一方に梅、他方に竹、見込には菊、藤袴などの草花文をあらわし、縁まわりには図114と似た唐草文がめぐらされています。高台内に目跡一個が残り、角福銘が書されています。元禄以降のものでしょう。

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