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鶴田 純久の章 お話

青料で青花を描くことをいいます。
画青の際回青だけを用いると色が散って収まらないので必ず石青を混和します。
回青に対し石青一割を混ぜたものを上青といい、四から六割加えたものを中青といいます。
中青で描けば筆路は分明であります。
上青を用いて水を混ぜればその色は清朗であります。
中国明代正徳(1506~21)の頃景徳鎮の画坏工らが回青を盗んだがその弊に堪えられず、浮梁県令朱賢の議を用い、器の大小に応じて一定の分量を定めて回青を与え、淳朴な者二人を選んで一人には大器、一人には小器を描かせて三度これを試み、その濃淡が適度であるのをみてその分量の多寡を定め、これを標準として各画工に青料を給与することにしました。
(『陶説』『江西通志』『景徳鎮`附録』)

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