小山田佐兵衛 やまださへえ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

肥前国(長崎県)の陶工。帰化朝鮮人で本名朴正木原窯の祖金久永の甥。薩摩国小山田村(鹿島県姶良郡加治木町小山田)に生まれ、のち小山田佐兵衛と名乗った。1626年(寛永三)肥前柳ノ元元窯を開き、また地蔵平窯をも始め、さら慶安年間(1648~152)には村木窯をも創したという。一書に1637年(寛永一四)今村三之丞が長葉山に窯を築くと小山田佐平を唐津椎ノ峰(佐賀県伊万里市南波多町)より呼び迎え領主に出願して金米の御手当を受け、1643年(同二〇)分工場を木原山(長崎県佐世保市木原町)に設けて佐平をその担当者としたとみえる。
(『平戸焼沿革一覧』『古木原焼及木原系諸窯に就さて』)

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