牛血を意味するフランス語であるが、窯業界においては明朝初期に中国磁器に初めて用いられた美しい血赤色を指すのに用いる。いわゆる牛血紅である。この色は酸化銅を無色釉に加えて器物に施し、還元焰で焼成し、冷却後再加熱して得られる。釉裏紅の一応用といえよう。