銘。尾張瀬戸の陶工加藤民吉は肥前国(佐賀・長崎県)より製磁法を得て1807年(文化四)6月瀬戸に帰り、兄吉右衛門が先に築いていた丸窯を修繕し、また別に新窯をも起こして自ら磁器製造を始めました。「文化尾製」とはその時自作の器に押した銘款であります。(『瀬戸陶業史』『日本近世窯業史』)※たみきち