Sanage ware: wide-mouth jar. 12th century. Height 21.2cm.
12世紀
高さ21.2cm 口径21.8cm 胴径29.4cm 底径22.2cm
肩の張った背の低い広口の壺とも甕ともみられる器形のもので、従来あまり知られていない例です。底部の大きいのが特徴的です。灰白色の緻密な土で、紐土巻き上げ轆轤成形で、胴下半は箟削り調整を行なっている。肩に暗緑色の自然釉がかかっています。材質や焼成からみて、12世紀初めごろの猿投窯のうちに入れるべきものでしょう。