Suzu ware: large jar. 13th century. Height 68.0cm.
Konzō-ji.
伝世 13世紀
高さ68.0cm 口径54.5~58.5cm 胴径69.0cm 底径11.5cm
金蔵寺
この大甕は能登半島の北端、輪島市西山の金蔵寺に伝世したもので、永らく米櫃として使用していたといいます。肩からくの字に外反すある口縁を肥厚させて上面をまる味のある縁帯にしたものです。成形はまず底部をつくり、その上へ粘土紐をはぎづくりにしたもので、全面条線状叩文で斜め一方向に叩き締めています。非常によく焼き締まり、口縁は手ずれによって黒光りしています。肩に太い箟描きで窯印キがあります。