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鶴田 純久の章 お話
亀山 大甕
亀山 大甕

Kameyama ware: large jar. Excavated at Honjō, Fukuyama-shi, Hiroshima. 14th century. Height 54.3cm.
Fukuyama-jō Museum.
広島県福山市本庄出土
14世紀
高さ54.3cm 口径43.8cm 胴径52.0cm 底径33.5cm
福山城博物館
 亀山の大甕として数少ない完器の一つです。焼成温度が低く、土師器のような黄白色を呈していますが、生焼けであって本来的なものではありません。わずかに胴のふくらんだ、口径 底径の大きい亀山の大甕は中世の他の窯業地のそれとはかなり異なった独特の形をしています。底部は周縁の彎曲した平底で、胴の表面は全面に格子目の叩文が押されています。口縁部の外へ折り返した幅広い縁帯は製作年代を知る基準となしえます。

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