Iga ware: jar. 15th century. Height 17.7cm.
15世紀
高さ17.7cm 口径8.3cm 胴径17.7cm 底径12.0cm
短い口頸部の上半を外反させた丸口づくりで、まるい胴に大きな平底のこの小壺はやはり蹲と呼ばれるものの一種でしょう。長石の微粒子を多く含んだ土で、よく焼き締まって赤褐色を呈します。胴部五段のはぎづくりで、器壁は厚手で表面を横ナデによって整形しています。肩に描きで三と十の刻文がある。口縁から胴の一部に掲緑色の自然釉が被り、その一部が斜めに流れて末端に溜り、いわゆるとんぼの目玉状になっています。