Bizen ware: beaked jar with incised ornament. 14th century. Height 17.5cm.
14世紀
高さ17.5cm 口径12.2cm 胴径17.9cm 底径12.3 ~ 12.8cm
初期の大ぶりの片口壺は室町時代の中ごろを過ぎるとしだいに小ぶりの丸壺に変わっていきます。胴はいよいよ小さく、口頸部は長く、ラッパ状に開いていきます。これはいわばその過渡的な形態を示すものである。紐土巻き上げ、削り成形で薄手のつくりです。焼成は堅緻で、ほんのりと火色が出ています。肩に鋭い箟描きで、樹文を描その横に形の窯印を刻んでいます。