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鶴田 純久の章 お話
深山木 みやまぎ
深山木 みやまぎ

尺八切竹花入。
小堀遠州作。
遠州らしい景色十分のさび竹を用いて逆さに切り、節をやや高く置いた造形に、利休作「尺八」とは異なる遠州の作意をみます。
『遠州蔵帳』と『古今名物類聚』に名物として記載、古来遠州の代表作とされています。
「深山木」の銘の由来は、「深山木のその梢とも見えざりしさくらは花にあらはれにけり」の歌によります。
箱書は蓋表に遠州筆で「深山木宗甫造」、蓋裏には江月和尚が銘に因んだ漢詩を墨書しています。
【付属物】箱―桐白木、書付小堀遠州筆、蓋裏書付江月和尚筆添状益田鈍翁筆
【寸法】 高さ:27.4 口径:10.8 胴径:10.7~11.4 底径:9.8~10.7 重さ:625

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