金襴手鳳牡丹文鉢

金襴手鳳牡丹文鉢
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
金襴手鳳牡丹文鉢
金襴手鳳牡丹文鉢

Hozen: bowl with peony and phoenix design, enamelled and gilded ware
Mouth diameter 13.5cm
高さ7.8cm 口径13.5cm 底径5.1cm
 保全は染付、交趾、赤絵など中国のやきものを巧みな技法で写していますが、金襴手の写しにも秀作を残しています。この小鉢は外側を赤地金襴手とし、内側を染付であらわし、中国明時代嘉靖年間のいわゆる古赤絵金襴手の意匠を倣ったものです。内側口まわりには鶴と牡丹文を交互にあらわし、側面には「似(以) 福東海如寿南山」この八文字をめぐらし、見込には丸文内に松竹梅文を細かく描いています。外側は全面赤地で、二方に金彩で火焔内に鳳凰をあらわし、間に牡丹唐草を大まかに配しています。高台内には一重圏をめぐらし 「大日本永楽造」 と染付で書します。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email