黒茶碗 赤茶碗 慶入

黒茶碗 風折写 慶入
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

黒茶碗 風折写 慶入

黒茶碗 風折写 慶入
黒茶碗 風折写 慶入

Keinyu: cylindrical tea bowl, Black Raku
Mouth diameter 8.3cm
高さ8.9cm 口径8.3cm 高台径5.8cm

黒茶碗 村雨写 慶入

黒茶碗 村雨写 慶入
黒茶碗 村雨写 慶入

Keinyü: cylindrical tea bowl, Black Raku
Mouth diameter 8.3cm
高さ8.6cm 口径8.3cm 高台径4.8cm

黒四方茶碗 ムキ栗写 慶入

黒四方茶碗 ムキ栗写 慶入
黒四方茶碗 ムキ栗写 慶入

Keinyü: squared tea bowl, Black Raku
Mouth diameter 9.8×9.9cm
高さ8.6cm 口径9.9cm 高台径 4.8cm

黒茶碗 閑居写 慶入

黒茶碗 閑居写 慶入
黒茶碗 閑居写 慶入

Keinyü: tea bowl, Black Raku
Mouth diameter 9.7cm
高さ8.1cm 口径9.7cm 高台径 4.7cm

赤茶碗 太郎坊写 慶入

赤茶碗 太郎坊写 慶入
赤茶碗 太郎坊写 慶入

Keinyũ: tea bowl, Red Raku
Mouth diameter 10.0cm
高さ7.8cm 口径10.0cm 高台径4.3cm

赤茶碗 次郎坊写 慶入

赤茶碗 次郎坊写 慶入
赤茶碗 次郎坊写 慶入

Keinyu: tea bowl, Red Raku
Mouth diameter 9.8cm
高さ8.3cm 口径9.8cm 高台径 4.9cm

 幕末の茶人、伊勢田丸藩家老金森得水と当時の茶人らによって、長次郎利休七種にならい、古来有名な長次郎茶碗のなかから七碗を選んで、長次郎新選七種と称されました。それらは閑居(黒)、ムキ栗(黒)、針屋 (黒)、風折(黒)、村雨 (黒)、太郎坊(赤)、次郎坊 (赤)の七碗です。図182から図187までの茶碗はそれら七碗を慶入が写し、碌々斎と金森得水によって書付された茶碗のうちの六碗です。いずれも長次郎の茶碗を写していますが、釉調、姿、高台の作りなどに慶入の作振りがうかがわれます。そのおのおのには慶入の中印が捺され、それぞれ内箱蓋表には金森得水、蓋裏には碌々斎が書付をしています。また、外箱蓋表には 「玄甲舎老新撰 長二郎作写 新組七種茶碗 楽吉左衛門印」 と慶入が自署しています。この茶碗には碌々斎から 「貴書忝致拝見候 暖和相成候處彌御安全被成御入珍重御儀奉存候然は職人江之御状早速相達申候 一、吉左衛門方へ新組七種茶碗被仰付候由 右箱蓋うらへ書付之儀祥翁相認候通七箱とも相認候様御申越 猶吉左衛門よりも委細承可申候先は各貴答草々不具 三月七日 碌々斎 玄甲雅主」 と金森得水に宛てた手紙が添っています。

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