金森宗和造茶杓 かなもりそう 共筒 銘あま小舟

金森宗和造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
金森宗和造茶杓
金森宗和造茶杓

宗和の二段撓めがきわめて強く個性的で、世に「宗和の二段撓め」と称す代表的な茶杓である。
白さび竹に寂び景色をみる。
筒は真削り。
底部に窠穴がある。
削りの刀痕を残した佗び筒に「あま小舟宗和(花押)」の草書は柔らかい。
宗和は晩年に至って加賀三代前田利常に招かれたが、辞退して子の七之助を遣わした。
近衛応山・一条昭良ら堂上公卿と往来し、禁裏に茶をもって仕えた。
明歴二年十二月没、七十三歳。
【付属物】箱一桐白木桟蓋 被紙―平瀬家貼紙 極札古筆了延筆
【伝来】 平瀬家
【寸法】 茶杓長さ17.7 幅0.6~1.0 厚さ0.3 筒長さ22.4 径2.1

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