武野紹鷗造茶杓 たけのじょうおう 一閑名 宗旦極筒

武野紹鷗造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
武野紹鷗造茶杓
武野紹鷗造茶杓

中興名物。
上三分の一を白さび、三分の二を媒色に色替りを景色とし、下がり節の下に一閑と針彫りがある。
櫂先の撓めは強く、薄く鋭い。
筒は紹鷗時代の古作筒に面取りし、宗旦墨書の極めがある。
紹鷗は文亀元年奈良に生まれ、堺にて武具の皮革業を営む。
大永五年上洛、和歌を三条西実隆に、茶を十四屋宗悟に学ぶ。
紹鷗・一閑と号す。
のち京都に大黒庵を結ぶ。
五十四歳没。
【付属物】内箱蓋裏書付千宗旦筆「紹鷗」 外箱書付覚々斎原叟筆 添状六閑斎宗室筆 添状箱書付松平不昧筆
【寸法】 茶杓長さ20.6 幅0.7~1.0 厚さ0.25 筒長さ26 径2.7
【所蔵】東京国立博物館

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