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鶴田 純久の章 お話
備前 竹 蓋置
備前 竹 蓋置

Bizen Cup-cover rest-rn shape of bamboo
高さ4.8cm 口径4.4×5.7cm 底径4.4×5.4cm
 備前蓋置の代表的な作例で、文禄三年四月二日に天王寺屋道叱が用いた引切の蓋置はこのようなものであったと思われます。引切とはすなわち竹蓋置のことでしょうが.これもまったく竹蓋置を写した形でしょう。塗土をした伊部手の蓋置で、裾に胡麻釉が降っています。内側の裾に宗旦が朱漆で花押を記していますので、かつて宗旦が所持していたことがわかる。鴻池家に伝来しましたもので.一閑張の箱に入っています。

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