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忘水

忘水
忘水

破風窯 皆の川手 旧名白浪 中興名物
付属物
蓋三 窠
仕覆三 仕覆箱 桐白木 書付 阿部豊後守正武筆
挽家 花櫚几帳面凹彫金粉字形 阿部豊後守正武筆
内箱 桐白木書付 阿部豊後守正武筆 同蓋裏 書付同筆
外箱 桐黒掻合塗 几帳面 朱塗 銀粉字形 書付 松平不昧筆
伝来
神尾若狭守紹元一阿部豊後守―松平乗邑―松平不昧
所載
雲州蔵帳 古今名物類聚 名物記 麟鳳亀竜 草間和楽著 茶器名物図彙 伏見屋筆記名物茶器図 伏見屋覚書 大円庵茶会記
寸法
高さ:9.0cm 口径:3.4cm 胴径:6.5cm 底径:3.8cm 重さ:147g

 この茶入は、皆の川手で、忘水とよむ。
 皆の川茶入の特長として、口ややひらき、なで肩に、胴より裾ややすぼみ土を見せて底にいたる姿、いとのんどりとした姿である。
 渋釉に黄釉ばらばらと、口より肩をめぐってかかっているのが、あざやかである。
 本歌の皆の川によって、この手はみな水に因む銘がつけられている。堅くるしからぬ茶入として茶人に愛されている。
 仕覆は三つ。遠州好みの例にたがわず、純子、金襴ほか一個、いずれもあざやかに保存されている。
 象牙蓋三枚、窠入りでそろえている。

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