茶道美術全集

染付　張甲牛伝来平瀬家寸法高サ4.6cm口径4.0cm胴径4.7cm重サ92g　これは、「張甲牛」とよむ。　甲がふっくらと張りあがり、そこに牛が一頭えがかれているので、こうした名称がうまれたのである。...

染付　荘子寸法高サ3.3cm口径6.2―6.6cm底径4.9―5.1cm重サ80g所蔵者東京　畠山記念館　この荘子香合は、叭々鳥香合と同じく古作である。　「荘子」と称されるように、胡蝶一羽を図案として...

染付　叭々鳥寸法高サ3.6cm口径5.3―5.9cm重サ100g　染付香合第二位のこの叭々鳥香合は、これまたもっとも数の少ないものといわれ、もしあっても、いずれもきずを許さなければならない。　しかしこ...

染付　辻堂寸法高サ6.6cm左右4.7cm重サ115g　染付辻堂香合は、香合番付西の筆頭大関にかかげられ、染付のうち、もっとも時代がふるいといい伝えられる。数も少なく、筆者の知るところでは五点だけであ...

交趾　桜鯉伝来加賀島林家寸法高サ4.9cm口径5.2cm底径2.8cm重サ55g　この香合は、番付では前頭二段目に位し、少し手軽くしるされているものである。しかし、気がきいて、文様が鯉に桜の花が散った...

交趾　黄鳴寸法高サ4.5cm口径3.0―4.7cm左右4.5―6.0cm底径2.7―4.1cm重サ53g　この香合は、形物香合番付では前頭の中位にのせられているが、総黄がことに珍しいというので、番付以...

交趾　柘榴寸法高サ5.8cm口径5.7cm胴径6.6cm底径3.2cm重サ91g　柘榴香合というのは、形がよく、文様がおもしろく、色彩も多彩であって、ふるくからよろこばれたものである。　しかし、番付面...

交趾　金花鳥寸法高サ5.2cm口径5.7cm胴径7.0cm底径3.9cm重サ85.5g　金花鳥というのは、おそらく昔の茶人の命銘であろう。この香合も数はきわめて少ない。　番付の位置どおり色絵を基調とし...

交趾　大獅子寸法高サ5cm口径6.5cm重サ154g　この香合は「大獅子」　とよむ。総黄を上位として、番付の前頭一段におかれている。獅子がうずくまった姿で堂々たる基形を構成し、身は蓮弁の彫り出しをもっ...

交趾　笠牛（黄色）寸法高サ5.7cm口径4.0―7.3cm胴径5.5―8.7cm底径2.7―6.0cm重サ130g　牧童の笠らしいものを背中にして、牛は悠々と伏している。いかにものどかな中国の風景をし...