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砂張 銘 淡路屋舟

砂張 銘 淡路屋舟
砂張 銘 淡路屋舟

名物
付属物 箱 黒塗 金粉字形 書付
添状 今井宗薫より松奥州(伊達政宗)あて
寸法
高さ:16.5cm 左右:29.6cm 前後:18.5cm 重さ:670g

 天下三舟の一。三日月形で気品あり、合金の金色もよい。それに釣鎖も古くから添うている。
 安土時代、堺の商人淡路屋宗和が所持し、その子南坊宗啓(慶首座)、その後理首座に伝わったが、のち政宗時代に伊達家に渡ったことは今井宗薫の添状で明らかである。
 この淡路屋舟は大正時代に伊達家の大入札にて、藪内流の大茶人で、関西の財界人だった野村徳七翁の手に落ちた。入札のさい徳七翁は、商用でボルネオ旅行中だったが、舎弟実三郎氏の計らいで、この花入を落札し、徳七翁帰朝の出迎品としたという。

添状 今井宗薫筆
一御船は淡路屋ノ船と申而、貸狄ニモヲトラス名物ニテ御座候、併貸狄ハ船之両山ニテ御座候故、名高ク御座候、信長公金子百枚ニテ召上候、一 只今之御船淡路屋ト申者、昔ヨリ所持仕候、其子南坊と申老僧所持仕候而、南坊弟子理蔵主ト申出家所持仕候。是も坊ノ名ハ南坊ト申候、昔一休之寺ニ而御座候、其隠居ニ御座候、只今ノ理蔵主ハ坊主ノをいノ子ニテ御座候、
八月五日 以上 宗薫(花押)
松奥州様

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