染付 蘭字花鳥文 大皿

染付 蘭字花鳥文 大皿
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
染付 蘭字花鳥文 大皿
染付 蘭字花鳥文 大皿

高さ4.9cm 口径37.4cm 高台径18.8cm
 明時代末期に中国で量産された芙蓉手の写しで、 1660年代後半から1670年代にかけてわが国にも大量注文された輸出磁器の代表的なものである。見込円窓内に「V・O・C」の頭文字があらわされているが、それは「Vereenigde Oost-indische Compagnie」の略である。この種の染付は、有田の大樽窯跡、猿川窯跡から数多く出土しているので、この二窯がこれら輸出磁器を焼いた主要な窯であろう。「V・O・C」マークを書した芙蓉手大皿のなかでは最も優れたものである。裏面は無文。

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