Dish with karahana flower design. enamelled ware
高さ5.5cm 口径19.7cm 高台径10.9cm
上図と同じく、色絵鍋島の典型的な意匠の一つです。おそらく牡丹文を装飾化した文様でしょうが、一般に唐花文と称しています。
これもまた大川内窯盛期の作品で、裏側には六弁花文を中心にした唐草文が三方に配され、高台は櫛目高台です。見込みには唐花文を五方に配し、中央の余白を星形にしているのが面白く、なかなか巧みな図案です。染付、上絵ともに発色よく、ことに緑の上絵具が美しいです。