猿頭硯 さるがしらのすずり

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

堀河天皇の長治年間(1104-6)に尾張国(愛知県)から猿頭硯二十口・瓶二十口が進上されました。
これは『朝野翠載』にみえています。
おそらく陶硯であるでしょう。
奈良東大寺の什宝に良弁僧正の手沢と伝える古陶の猿頭硯があります。
また文政年中(1818-30)の瀬戸の加藤吉右衛門頴渓の作にこれがあります。
これは青磁であります。
また猿投西南麓古窯址群の中からも多数発掘されました。
これは平安時代と推定されます。

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