金継ぎを受け賜っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

紫口鉄足 しこうてっそく

器の口辺が褐色を呈し、無釉の底足は黒褐色を呈しているのをいい、これは青磁の特徴であります。
宋磁に多く特に班窯におびただしいです。
これはすなわち胎土の含有鉄量が多いため露胎の部分が火のために紅褐色あるいは暗紅褐色を呈し、あたかも鉄製であるかのような外観があることから鉄足と称するものであるようで、また口辺は窯内で熔融した釉がその自重のために流下する勢いにあって、その部分がやや薄くなり胎土の褐色が釉の薄層を通して見えるので紫口というのであります。
明代以降この紫口鉄足がたいそう賞美された結果、いたずらに種種の手段でこれを模擬しました。
その結果、明朝成化窯・清朝康煕窯の白磁・青花磁にも紫口鉄足をみるに至りました。
ただし紫口鉄足の賞美された理由は未だに詳かでないようです。
(『飲流斎説甕』『飼雅集』『支那陶磁小考』)

タイトルとURLをコピーしました