常如院 じょうじょいん お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.06.182023.08.03 中興名物。真中古茶入、藤四郎春慶、塞手。常如院の什物であったための銘であるでしょう。ただし常如院の所在は未詳。薄づくりで肩がきっかりと衝き、総体栗色地にところどころ柿金気のなだれ釉があります。手取りは軽く景色が多く極めて精作であります。常如院ののち小堀遠州(あるいは土屋相模守)、神田安休、同安左衛門を経て元文(1736-41)の頃三井八郎右衛門に入りました。(『遠州名物記』『古今名物類聚』『麟鳳亀龍』『大正名器鑑』)