常如院 じょうじょいん

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

中興名物。真中古茶入、藤四郎春慶、塞手。
常如院の什物であったための銘であるでしょう。
ただし常如院の所在は未詳。
薄づくりで肩がきっかりと衝き、総体栗色地にところどころ柿金気のなだれ釉があります。
手取りは軽く景色が多く極めて精作であります。
常如院ののち小堀遠州(あるいは土屋相模守)、神田安休、同安左衛門を経て元文(1736-41)の頃三井八郎右衛門に入りました。
(『遠州名物記』『古今名物類聚』『麟鳳亀龍』『大正名器鑑』)

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