朝鮮釜山窯の陶工。
伝記は不詳でありますが、『朝鮮方日記』によれば1717年(享保二)に釜山に渡ったとあります。
当時はなんらかの理由で朝鮮の原土か釜山に来ませんでしたので、意春も和館内および牧の島の土を調合して製作したと伝えられます。
土は鉄分が多くまた糊土を欠いていましたので、宗家蔵の意春作茶碗は全体に厚作りで赤味を帯び楽焼に近いものであります。
(『釜山窯卜対州窯』)
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