滋賀県大津市瀬田町の近傍茶臼山の南方の雀が谷にあったものです。天明年間(1781-9)に瀬田焼がこの地に移ったとありますが、別説には、1866年(慶応二)の創起で、多くは劣品だが「ドウェツ」(文字不明)の名のあるものだけは良品で、時に「サクサン」とも記した、とあります。(『日本近世窯業史』『日本陶甕史』)