一之瀬武 いちのせたけし

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鶴田 純久の章 お話

美濃古窯史の研究者。
1905年(明治三八)長野市に生まれました。
郷里の中学を卒業後上京し、いくつかの大学に籍を置いたがいずれも中退、郵便局員・銀行員・探偵社・出版社・通信社・新聞社を転々としながらも一途に文学に励んだといいます。
終戦直前東京を離れて中日新聞岐阜支局へ、さらに濃飛新聞・中部経済新聞多治見支局と移りました。
ここで1953年(昭和二八)『美濃焼の歴史と現況』を書き、1966年(同四一)前著の誤りを改め、誰も書き残していない美濃焼の詳細と窯の所在を明らかにした『美濃焼の歴史』を著わしました。
なお「古田織部の生涯」を脱稿しながら未刊のまま1968年(同四三)多彩な流転の一生を閉じました。
その他の著に『美濃焼の話』『美濃古陶大観』『濃飛春秋』などがあります。

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