伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし

伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし
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鶴田 純久の章 お話
伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし
伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし

共蓋。
耳は福耳。
腰に擂座。
強い調子の箆文、ビードロと黄褐色の照りが相交錯し、強火のため素地土がふき出した鮮麗な釉調、どっしりとしてしかも穏当な姿、ただただ天のなせる逸物水指というほかありません。
古伊賀には、水指のほかに有名な名物花入が多く、また伽藍石香合・カビ餅香合などがあり、いずれも伊賀自然釉の特徴を最大に表現するものとして喜ばれます。
伊賀焼は、筒井定次のあと慶長十三年(1608)、藤堂高虎が伊賀・伊勢の領主となり、その藤堂時代のものを「藤堂伊賀」と称し、漸次小堀遠州の息がかかります。
【伝来】平瀬家
【寸法】 高さ:21.2 口径:14.9~15.3 胴径:20.2 底径:18.6 重さ:3090 蓋:250

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