楯ノ川内窯 たてのかわちがま

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鶴田 純久の章 お話

佐賀県武雄市山内町楯ノ川内の古窯。
また立野川内とも書きます。
隣地である板ノ川内は百間窯のあったところでありますが、窯跡からは磁器以前の有色陶器の三島手・刷毛目などが出土し、またその磁器製品は吹掛絵・墨はがしその他の手法をみな具備しています。
したがってこの窯は金ヶ江三兵衛が築窯する以前すでに陶業が行なわれており、また正保年間(1644-8)に筒江・小樽へ移窯した後も窯を続けた者があるようで、実際の廃窯はさらに時代を降るものと思われます。
(寺内信一)※ひゃっけんがま

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