瓶の腹際が彫り透かされて両面洞見し、瓶内にさらに一瓶があり、よく転動します。美術彫刻の象牙の球に似ています。このようなものを転心と名付けています。これは中国清朝内府の珍賞の品で、『匋雅』はこれを套環転動瓶と名付けましたが、煩雑なので古物保存所は転心と称しました。今はこれに従います。(『飲流斎説甕』)