お話 宇治文琳 うじぶんりん 名物。唐物文琳茶入。名称の由来は明らかでないようです。添盆箱蓋に利休筆で「ウチフンリンノホン」との書付があるからすでにその時代には現われていたことがわかります。一般の文琳に比べ肩が非常に張っているのが特徴で、糸切の中央に蝕まれた木の葉のよう... 2011.05.08 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 岩城文琳 いわきぶんりん 中興名物。漢作文琳茶入、一名上天文琳。岩城貞隆が所持していたのでこの名があります。景色の変化は比類がなく、形状・釉色ともにすぐれて文琳中の秀逸と称されています。江戸時代初期に伊達侯の所蔵となり、1916年(大正五)の同家の売立では五万六千円... 2011.05.07 お話中国中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 岩浪 いわなみ 名物。真中古茶入、思河手。銘は『千載集』神祇歌皇太后宮大夫俊成「きふね川玉ちる瀬々の岩浪に氷をくだく秋の夜の月」の歌意に因みます。朽木沢翁が所持、のちに姫路酒井家に転伝しました。(『大正名器鑑』) 2011.05.07 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 伊予簾 いよすだれ 中興名物。古瀬戸茶入、尻膨。轆轤目と釉との錯綜が伊予簾に似ていると小堀遠州が銘じたもので、その証し歌は『詞花集』恋下恵慶法師「逢ふことはまばらに編めるいよ簾いよく我を佗びさするかな」。肩幅の一方が広く他方が狭く口の位置が片寄っているのが著し... 2011.05.06 お話原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 糸目藤四郎 いとめとうしろう 真中古茶入の一種。藤四郎の作で糸目のある茶入であります。土は薄浅黄色、下釉は柿色が多く栗色釉もあります。上釉は黒釉がむらむらと黒雲のようにむらだって掛かっています。地釉は薄柿で上に薄黒釉の刷毛目のあるものもあり、黄釉・飴釉・胡麻釉など茶入に... 2011.05.05 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 稲葉瓢箪 いなばひょうたん 大名物。唐物瓢箪茶入。稲葉美濃守正則が所持したのでこの名があります。いわゆる天下六瓢箪のうち最も景色に富んだ茶入で、無疵で釉色が極めて美麗であります。代々稲葉家に伝わったが1897年(明治三〇)に岩崎弥之助の所蔵となりました。(『古名物記』... 2011.05.05 お話原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入
お話 石河丸壺 いしこまるつぼ 名物。漢作丸壺茶入。石河宗因が所持していたところからこの銘があります。総体梨地釉で艶が深いです。宗因から加賀前田家に入り以来同家に伝来。(『大正名器鑑』) 2011.05.03 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 出雲肩衝 いずもかたつき 名物。古瀬戸肩衝茶入。金森出雲守可重が所持していたのでこの名があります。可重が所領飛騨国(岐阜県)で小壺狩りをして発見したものといわれます。厚づくりで柿釉が冴えて黒の斑が非常に美しく、金気色が見事であります。細川三斎はこれを懇望して譲り受け... 2011.05.03 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 池島肩衝 いけじまかたつき 名物。春慶肩衝茶入、朝日手。池島立全が所蔵していたところからこの名があります。黄釉の飛び景色がおもしろく、円満な表情を具えた茶入であります。立全以後の伝来は不明、のちに岩崎家の所蔵となりました。(『大正名器鑑』) 2011.05.02 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 生駒肩衝 いこまかたつき 大名物。古瀬戸肩衝茶入。讃岐国(香川県)高松藩主生駒壱岐守正俊が所持していたところからとの名があります。長谷川肩衝とは少し異なってはいますがほとんど同じつくりであります。生駒家ののち蔵田七郎右衛門、冬木喜平次、三井八郎右衛門を経て若狭国(福... 2011.05.02 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入