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真中古黄釉手 まちゅうこきぐすりで

真中古茶入の一手。土色は少し黒味があるようで、にっとりとして見事であります。糸切は華奢で、ところどころに箆目があるようにみえます。口造り捻り返しがよいです。下釉は茶色の少し黒味のある釉であります。また薄柿色もあります。なだれは濃い黄釉で銀が...
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丸糸切 まるいときり

茶入の底の切り方の一つ。『茶器弁玉集』の糸切之次第の条下には普通の糸切のほか丸糸切・渦糸切などを掲げています。丸糸切は上作にあり轆轤目がかすかに見えると説き、渦糸切は太く深く渦に切るもので狼手茶入の手癖であると説いています。この両者は共に重...
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松 まつ

一般に松薪は焔が長く、灰量が少なく、かつ硫化金属を含まないため陶磁器焼成に適し、古来多く使用されてきました。とりわけ樹脂の多い軟木、例えば赤松材などを最良とします。軟木は発熱量が高いためであります。堅木は火の保ちがよいが焔が短いです。焔の性...
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丸窯 まるがま

登窯の一分派。初め九州地方に起こり各地に伝わり登窯の主流となりました。近年九州有田地方および尾張瀬戸地方において多く築造され、そのほか伊予砥部地方・加賀地方でも築造されました。大体の構造は古窯あるいは本業窯と類似しますが、細部には大いに異な...
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松蔭 まつかげ

名物。金華山茶入、広沢手。茶入の景色が枝の繁った松蔭のようなのでこの銘があります。もと小堀家にありました。小関庄次郎(1694・元禄七年)、大阪広島屋権三郎(1808・文化五年)、尾張国(愛知県)川村与兵衛と伝わり、1818年(文化一五)関...
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円窯 まるがま

平面図が円形をしている石炭窯。大体の形は円筒のようであります。ヨーロッパで極めて多く用いられ、昇焔式・直焔式・倒焔式があるようで、また一階窯・二階窯・三階窯があります。わが国ではあまり多くは用いられないようです。
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松皮菱香合 まつかわびしこうごう

松皮菱香合呉須香合の一種。わが国の好みを中国に注文して焼かせたものであるでしょう。松皮菱の形はわが国のものであります。藍呉須の絵文様は漁樵を描き、中国の物語を図柄としています。おそらく赤壁賦か太公望かであるでしょう。遠州時代のものと思われま...
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丸亀御庭焼 まるがめおにわやき

京都の名工野々村仁清か晩年讃岐国(香川県)丸亀藩主京極高和の招きに応じその城内においてつくったものといわれます。仁清は当時藩の執政多賀氏の家に寓したと伝えられます。多くは茶器・水指・皿・鉢・壺などで、仁清の大作および傑作に属する茶壺などの大...
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真呉器 まごき

呉器茶碗には大徳寺呉器・花呉器・紅葉呉器・尼呉器・絵呉器・番匠呉器・錐呉器・後渡呉器・半使呉器・佐保山呉器・椙形呉器・端反9器などの種類かおります。そして形が呉器形であってその釉立ち・形が以上のいずれにも属さないものを真呉器といいます。(『...
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抹銀 まつぎん

わが国で俗にいう銀欄手のこと。中国では清朝康煕(1662-1722)末年に試作されたことがありますが、唐窯で初めて完全の域に達しました。(『支那陶磁の時代的研究』)