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茶道具

原色陶器大辞典

不聞猿 きかざる

名物。後窯茶入、宗伯窯。耳を押さえた庚申猿の形に似ているのでこの銘があります。大阪平瀬家の蔵であったが1886年(明治一九)同地村山家に移りました。(『名物茶入目利書』『茶器目利集』『大正名器鑑』)きかざる 不聞猿不聞猿瀬戸後窯茶入。宗伯作...
原色陶器大辞典

紀井戸 きいど

名物。朝鮮茶碗、銘の由来は不明。大茶碗で薄作り、時代は古く大寂びで、作中おのずから雄大な気象が観取される茶碗であります。最初の所持者不明。のち江戸の冬木喜平次を経て福知山城主朽木遠江守に伝わり、1796年(寛政八)4月金百二十両で内藤大和守...
お話

伊木肩衝 いきかたつき

大名物。漢作肩衝茶入。もと伊木氏が所持していたところからこの名があります。大物ではあるが口が締まっていますため品位が非常に高く、漢作の中で一種独特の形式を具えた茶入であります。もと豊臣秀吉が所蔵していたものを、伊木七郎右衛門が拝領した。その...
お話

鮟鱇茶入 あんこうちゃいれ

唐物茶入の一手。口が広いのでこの名があります。中興名物で鮟鱇の銘の茶入は、もと小堀遠州の第一の秘蔵品であったのを酒井修理大夫忠直が懇望して譲り受け、それ以来同家に伝来し酒井鮫鯨として世間に知られています。(『茶器弁玉集』『大正名器鑑』)
中興名物

荒木高麗 あらきごうらい

大名物。朝鮮茶碗、高麗。荒木摂津守村重が所持していたところからこの名があります。一見安南茶碗のようでありますが、釉が柔らかく特に内部に井戸茶碗のような白釉なだれがあるのは高麗茶碗の特色とみられます。もと利休が所持し、荒木村重を経て尾張徳川家...
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雨宿芋子 あまやどりいものこ

中興名物。古瀬戸芋子茶入。銘の由来は明らかでないようです。大佗びづくりで小振り、茶味の深い茶入であります。もと小堀遠州か所持し、木屋庄八、舟橋某、京都の三井家を経て、しばらく伝来不明ののち岩崎家の所有となりました。(『大正名器鑑』)
お話

尼呉器 あまごき

朝鮮産呉器茶碗の一種。かつて朝鮮の使節がわが国に来た時、京都鷹ヶ峰(北区)の尼寺薬師院に宿泊した女性たちが朝夕使った飯茶碗。大徳寺呉器に比べて小振りで丈が低く、丈に比べて口径か割合に広く、蒼黒味がかった黄色の釉が掛かっています。(『高麗茶碗...
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尼焼 あまやき

楽焼の元祖阿米夜の妻比丘尼作の茶碗。淡飴釉が特色であります。『和漢諸道具見知鈔』(1694、禄七年編)に「尼焼、長二郎母也、柿薬茶碗也、黒はなし」とあります。
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油屋肩衝 あぶらやかたつき

大名物。漢作肩衝茶入。古来大名物茶入中の首位として尊重されたもので、堺の町人油屋常言(浄言)およびその子常祐(浄祐)が所持していたのでこの名があります。同種の肩衝茶入に比べて口径がやや小さく、甑廻りに輪筋が一本あります。また腰のあたりに沈筋...
お話

飛鳥川 あすかがわ

中興名物。金華山茶入、飛鳥川手本歌。小堀遠州がかつて堺で見た時は茶入もまだ新しく見えましたが、その後伏見で見たところ半ば過ぎゆく程にも古く見えましたので、『古今集』の歌の「昨日といひけふと暮らして飛鳥川流れて早き月日なりけり」によって飛鳥川...