金継ぎを受け賜っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

やきもの

お話

茂三御本手 もさんごほんで

『万宝全書』に「形色色にしてりきみあるようで、茂三焼近代の渡り也」といいます。『日本陶器全書』に「近代の渡りにて古三島、刷毛目、金海、熊川、雲鶴、絵高麗、判事などの古き類を手本として自然を添へて焼き成したるものなり、古風に珍らしき類多けれど...
お話

焼縮み やけちぢみ

焼成の際生じる収縮の率が25ハーセントを越えるものは原料として不適当であります。現在用いられる陶土の焼縮みは大体15ハーセント見当。焼縮みが少なく白色に焼け上がるものを優良原料とします。
お話

藻塩 もしお

中興名物。破風窯茶入、渋紙手。箱の蓋表に県宗知の筆で「もしほ」、裏に「もしほたれつつ佗とこたへよ」とあります。総体鉄気色の地釉に渋紙釉が掛かり、胴体に一カ所凹みがあります。大佗びづくりだから『古今集』の在原行平の歌「わくらげに問ふ人あらは須...
お話

焼け時 やけどき

瀬戸の丸窯で二十四時間を焼け時といいます。丸窯の当初にあってハー室を焼成するのに約二十四時間を要したところからいわれるのであるでしょう。明治・大正の頃になりますと、窯室は大いに拡張されたので以来焼成には約百時間を要しますが、今なお焼け時の語...
お話

文字天目 もじてんもく

『津田宗及日記』天正五年(1577)4月29日宮内法印茶会の条に文字天目の名が見えます。文字を記した天目茶碗のことであるでしょう。近代文字天目として高名なのは、竜光院所持鴻池家蔵と若狭酒井家伝来との二碗があります。共に中国産爪皮盞天目であっ...
お話

薬研・薬礦 やげん

くすりおろし。生薬を劉截するのに用いる器であります。舟形につくり台を付けたものです。窪部に粗刻みの生薬を入れ、薬研車と名付ける円盤に木製の横釉を付けた具で、縦に前後にきしらせて適宜の大きさに押し砕きます。鉄製または青銅製のものが多いですが、...
お話

餅花手 もちばなで

いわゆる呉須手の素地に瑠璃釉を掛け、その上に白文様のあるものです。文様は白の漿水で菊の花のようなものなどを描いています。
お話

八つ橋 やつはし

後窯茶入ノー手。上釉の景色が八つ橋に似ているのでこの名があります。釉は瀬戸釉で前に杜若の模様彫り込みがあります。黄釉はないようです。もしあればはなはだよいものであります。(『日本陶器全書』)
お話

紅葉 もみじ

名物。国焼茶入。丹波焼。茶入の置形に赤と黄釉とを交じえ、楓葉が霜に飽いたような風情があります。箱蓋裏に県宗知の筆で「嵐吹く入江の山のもみぢ葉は生野に織れる錦なるらむ」とあります。溝口家伝来、後年高橋袷庵の蔵となりました。(『大正名器鑑』)
お話

宿の梅 やどのうめ

中興名物。国焼茶入、薩摩焼。銘は『拾遺集』平兼盛の歌「わが宿の梅の立枝や見えつらん思の外に君がきませる」によります。皆口の大きな茶入で、口縁がやや抱え、このあたりに少し黄釉があるようで、総体は黒釉の上に青味を帯びた薩摩特有の白釉がむら雲のよ...