文字天目 もじてんもく

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

『津田宗及日記』天正五年(1577)4月29日宮内法印茶会の条に文字天目の名が見えます。
文字を記した天目茶碗のことであるでしょう。
近代文字天目として高名なのは、竜光院所持鴻池家蔵と若狭酒井家伝来との二碗があります。
共に中国産爪皮盞天目であって、茶碗の内部に四弁の花形が三つあるようで、そノーつずつに金玉満堂・富貴長命・福寿康寧などの文字を記しています。
(『大正名器鑑』)

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