お話 苫屋文琳 とまやぶんりん 苫屋文琳苫屋文琳大名物。唐物文琳茶入。奈良松屋源三郎の『松屋日記』によれば、竹中釆女所持の文琳で、名を小堀遠州に所望して苫屋と名付けられました。景色のない壺なので定家の「み渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕ぐれ」の歌に因んで付けたも... 2011.07.14 お話原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入
お話 徳永肩衝 とくながかたつき 名物。古瀬戸肩衝茶入。徳永法印寿昌所持、のち新発田城主溝口侯に伝わり、1904年(明治三七)の同家の売立て千五百三十円で赤星家に渡り。1917年(大正六)赤星家売立の時二万二千二百円で大阪山田家に落札。(『古今名物類聚』『大正名器鑑』) 2011.07.13 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 胴高 どうたか 名物。島物茶入。茶入の胴を高く張ってあるのでこの名があります。もと小掘遠州の所持、土屋但馬守に伝わり、諸家を転伝して鹿島清兵衛に入り、さらに馬越恭平に移りました。(『大正名器鑑』) 2011.07.13 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 藤四郎肩衝 とうしろうかたつき 名物。真中古茶入、肩衝。二代藤四郎作。干利休がこれを藪内家初代剣仲に贈り、それ以来同家に伝わります。(『大正名器鑑』) 2011.07.12 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 道阿弥肩衝 どうあみかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。大寂びの茶入で、甑際に一線を巡らし、胴に沈筋一本、肩先から滝のように掛かった飴色の釉なだれは裾のあたりに至って次第にすぼまり、末は蛇娼釉を交えて盆付までだらだらと流れ、露先は厚く玉を成しています。このほか茶入全面に白鼠... 2011.07.11 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 寺沢丸壺 てらさわまるつぼ 大名物。漢作丸壺茶入。唐津城主寺沢志摩守広高所持。柿地の黒釉なだれが極めて麗わしい出来で、釉留まりは白茶、本糸切は極めて細く白土、甑のところにIカ所割れがあり、置形は胴に紐があります。景色の変化に富んだ茶入です。寺沢家が没収されるに及びこの... 2011.07.10 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 天下一丸壺 てんかいちまるつぼ 名物。漢作丸壺茶入。天正年代(1573-92)に最も高名な丸壺茶入であったことからこう呼ぱれたといわれます。もと足利義満所持、義政がこれを藪内家の遠祖宗把に授け、それ以来同家に相伝します。(『大正名器鑑』) 2011.07.10 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 転合庵 てんごうあん 中興名物。真中古茶入、面取手。異名は大名。転合庵の什物であったことから名付けられました。『宗友記』に「転合庵耳あり甚だ太し大名なるが好しといふ俗諺に依って名つけられ候よし」とみえます。口の両側に相対して穴の一つある三角形の耳があり、俗にこれ... 2011.07.10 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
大正名器鑑 貯月 ちょげつ 中興名物。藤四郎春慶茶入、瓢箪。蘇東彼の詩に「大瓢もて月を貯えて春甕に帰す」とあるのをとって、大形の瓢箪という意を表しました。数ある春慶瓢箪の中でこの茶入はとりわけ美作であります。総体に黒ずんだ柿金気色で、口のあたりから共釉の一なだれがある... 2011.07.07 大正名器鑑茶入
お話 玉垣文琳 たまがきぶんりん 大名物。漢作文琳茶入。『茶伝記録』に「伊勢より出たるによりかく名を云ふや」とありますので、伊勢神宮の玉垣に因んだ名であるでしょうか。『松屋日記』には「玉垣と珠光文琳と羽室文琳、此三つ天下に無隠文琳也」とあります。口造りは厚手で、捻り返しは浅... 2011.07.04 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入