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茶入

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七夕 たなぱた

中興名物。金華山茶入、真如堂手。銘は一年に一度ぐらい取り出すほどに貴重な茶入という意味でもあるでしょうか。小堀家所持、神尾若狭守元珍、和田晋兵衛を経て、大正初年に名古屋の中村太郎家に入りました。(『大正名器鑑』)
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漱芳 そうほう

名物。唐物鶴子茶入。中山主馬所持、のち水戸藩士一徳斎谷重代に伝わり、1679年(延宝七)に朱舜水が銘して漱芳と名付けました。1824年(文政七)に谷家から藩主に献上され、大正に至って住友家に入りました。(『大正名器鑑』)
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唐瓶子 からへいし

名物。漢作唐物茶大。総体に薄紫色の地に黒釉で模様を表わし、形状極めて優美な茶大。もと土屋相模守の所持、のち若狭の酒井家に伝来。(『大正名器鑑』)
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唐丸壺 からまるつぼ

大名物。唐物茶大。総体に梨地釉の上に黒飴釉がむらむらと掛かり、置形には黒飴釉が口縁から肩に伝わり、釉溜まりに少々蛇娼色をみる。甑際に沈筋が二線、胴中より上に同じく一線あり、裾以下は薄鼠色の土をみせ、糸切はこまかく、手取りは軽く、無疵でおとな...
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唐物釣付 からものつるつき

名物。唐物茶入。平底手提釣付で、形状が珍奇であるばかりでなく作行も優雅な茶入。徳川家伝来。
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唐擂茶 からるいざ

名物。漢作唐物茶入。銘茶の数十二。総地栗色中に甑の括茶だけが白く、その対照が景色のおもしろさを一段と加えます。もと土屋相模守の所持。その後干帥屋宗十郎、信州上田藩主松平伊勢守と伝わり、大正初年同家蔵器入札の際八千余円で名古屋早川周造家に入り...
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かはづ肩衝 かわずかたつき

八幡名物。唐物、肩衝茶入。形が蛙に似通っていますので、『新古今集』前大納言忠良の歌「折にあへばこれもさすがにあはれなり小田のかはづの夕暮のこゑ」によって名付けられたといいます。総体黒飴釉一色ではなはだ無景のようではありますが、胴紐下にひっ付...
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神谷肩衝 かみやかたつき

大名物。古瀬戸茶入。『茶器目利集』に「加賀家中神谷内膳所持」とあることから、この姓を名としたことがわかります。『麟鳳亀龍』は「ぬめりたる柿に黒むらくとかiり、斑にきれたる所もありながれたる所もあり、ろくろ強し、黒の上かなけ強し、うるはしき出...
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金森肩衝 かなもりかたつき

名物。古瀬戸、肩衝茶入。金森家が所持していたための銘であるでしょう。無疵で総体に黒飴釉の光沢が麗しく、胴体を継櫨が荒く馳け巡って一段の景色をなし、柿色もまた見事で腰廻りの釉溜まりの光沢も申し分なく、作行おもしろく見所の多い茶入であります。金...
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金森大海 かなもりたいかい

名物。古瀬戸、大海茶入。金森を冠する他の茶入と同じく、金森出雲守可重の所持によるものであるでしょう。総体に黒飴釉と柿金気色とが錯綜してさまざまな景色を現し、内外ともに釉色に光沢が多く、無疵で最も完備した大海茶入であります。金森家より小堀遠州...