神谷肩衝 かみやかたつき

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鶴田 純久の章 お話

大名物。
古瀬戸茶入。
『茶器目利集』に「加賀家中神谷内膳所持」とあることから、この姓を名としたことがわかります。
『麟鳳亀龍』は「ぬめりたる柿に黒むらくとかiり、斑にきれたる所もありながれたる所もあり、ろくろ強し、黒の上かなけ強し、うるはしき出来なり、土黒、本糸切少しあらし」と記しています。
神谷家より大阪鍵屋、上田三郎右衛門と伝わり、1778年(安永七)松平不昧が三百両でこれを求めて以来同家に伝来。
(『麟鳳亀龍』『大正名器鑑』)

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