かはづ肩衝 かわずかたつき お話 X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.05.242023.07.06 八幡名物。唐物、肩衝茶入。形が蛙に似通っていますので、『新古今集』前大納言忠良の歌「折にあへばこれもさすがにあはれなり小田のかはづの夕暮のこゑ」によって名付けられたといいます。総体黒飴釉一色ではなはだ無景のようではありますが、胴紐下にひっ付いていて景趣を添えています。もと松花堂所持、江戸蔵前の札差村越四郎次郎に伝わって後年益田家に入りました。(『大正名器鑑』)